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タグ:Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 ( 51 ) タグの人気記事
ベチャ
シンガポールのトライショー、ベトナムやカンボジアのシクロ、バングラデュのリキシャなど、アジアには国は違えどほぼ同じような三輪の人力車がありますね。
インドネシアではベチャ(Becak)と呼ばれています。

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ベチャ、短距離の移動には便利なのですが、渋滞の原因のひとつにもなるためジャカルタなどでは随分と規制が厳しくなって、中心部ではあまり見られなくなりました。
それでもローカルのパサール(市場)や、住宅街の小さな路地などでは、まだまだかなりの数のベチャが走っています。

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     人を運ぶだけでなく、パサールでの売り物の輸送にも使われます。


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     パサールで客待ちをするベチャ引きさん達。


私が住むボゴール市では、ジャカルタほど規制が厳しくないため、市内のあちこちで目にします。
私の住む家はミニバスの走る幹線道路から400mぐらい距離があるのですが、
土砂降りの雨のときや、大きな荷物を抱えているときなどは、ベチャに乗って帰宅したりもします。

いつもの帰宅のルートでは、私は4千ルピア(約40円)ほど払っています。
初めての場所で乗ると、私のような外国人には幾らぐらい支払うのがいいのか判断が難しいので、乗る前に値段交渉するほうが後々問題なかったりします。
料金もベチャ引きさんのその日の懐具合によって変わったりします。

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ベチャ引きさん、何はともあれベチャがなければ仕事にならないわけですが、たいていのケースで引いているベチャは自分の所有物ではありません。
元締めに1日幾らかで借りて、ノルマを支払わなければなりません。
見たところ、2万円、高く見積もっても3万円もあれば購入できそうな感じがするのですが、その投資ができない人たちがほとんどです。
残念ながら、農民とベチャ引きは、インドネシアでも最貧困層の人たちの仕事の代名詞になってしまっています。


1~3枚目:K100D super & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II
4枚目:K200D & DA12-24mmF4
5枚目:K200D & FA77mmF1.8 Limited

by asang | 2010-05-25 22:43 | Urbanscape
木の上の少年
村道を歩いていると、少年が木に登って何か作業しているのが目に付きました。

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どうやら木の皮を山刀でこそぎ落としているようです。
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一緒に歩いていたおじさんに何をしているのか聞いたところ、害虫駆除とのこと。

にわかに興味を覚えます。
まず、写真に写っている木ですが、マメ科のモルッカネムの木です。
インドネシア語でSengon(セゴン)と呼ばれ、中山間地の村々のあちこちで目にします。
民族語のスンダ語ではJeungjin(ジェンジン)。

このセゴン、とにかく成長の早い木で、条件がよければ植えてから3年で高さ15m、直径15cmほどに育ちます。
こうした特長から比較的短期に収入を手にすることが出来るため、インドネシアのあちこちで植えられています。
1990年代には政府も普及に努めたことから全国的に広がり、全国セゴン化「セゴニゼーション(sengon + zation)」なる造語まで生まれた樹種です。

セゴンの材は柔らかく加工しやすいのが特徴で、合板などに用いられます。
日本のDIYショップではファルカタ材という名で売られているようです。

備忘録として記しておくと、現在、私が通う村々での材の売価は
12cmm × 20cm × 300cmの材(これを1balkenといいます)が20,000ルピア(約200円)。
苗木を植えてから5年ほどのセゴンの木1本からは、10 balkenほどの材が取れます。
いまこのセゴンの木は飛ぶように売れており、西ジャワの中山間地の村々での一番の収入源になっています。

さて、説明が長くなりましたが、写真の少年はこのセゴンの木を蝕む、カミキリムシ(たぶんアオスジカミキリ)の幼虫をこそげ落とす作業をしているのでした。
見ていると、山刀を腰に挿して、両手両足を使ってするすると木の上のほうまで登っていきます。
木の中ほどでカミキリムシの幼虫が材を食い荒らした糞のある場所を見つけ、木の皮ごと幼虫をこそげ落とします。


落ちてきた幼虫がこちら。
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ちなみにこの害虫駆除の作業をマメにしないと、材が食い荒らされて下の写真のようになってしまい、売り物にならないとのこと。

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それにしてもこの少年はわき目も振らずに一心に働いています。
邪魔すると悪いので話を聞く時間を持てませんでしたが、中学生か、中学を卒業したてぐらいの年齢だと思います。
こういう地道な苦労がきちんと報われることを願います。

私は人々がどうやって自然資源を利用して生活しているのかということに興味を持っているので、
このブログではこれからも折に触れて、このような里山での暮らしの様子をお伝えできればと思っています。


Sengon:Paraserianthes falcataria
K200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II

by asang | 2010-05-07 22:23 | Livelihood
田畑へ向かう人々
村の朝。沐浴と洗濯を済ませた村人は、それぞれの田畑に向かいます。
道端で待っていると、7時少し前に女性達の行列が通り過ぎて行きました。

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男性は一足先に田畑に出向いているか、出稼ぎで村を留守にしている場合がほとんどで、
夫婦揃って道行くカップルは結構少ないようです。

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K200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II
by asang | 2010-05-03 23:20 | Livelihood
カンプンの水場で (#02)
前回に続き、カンプンの水場の様子を。

集落の近くに川がなければ、山から水を引いてきて水場を作りますが、
川があればそこが水場となり、炊事・洗濯・沐浴・排泄などは川で行います。

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K100D super & DA18-55mmF3.5-5.6AL


木で組まれた足場は、炊事・洗濯のための足場でもありますが、食用の鯉を飼う生簀でもあります。

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K200D & DA12-24mmF4


若い娘さん達にとっては、洗濯は内緒の相談事の時間でもあるようです。
彼女たちの横では、放し飼いのガチョウが泳いでいます。

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K200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II

Location @ Lebak District, Banten Prov.
by asang | 2010-05-02 13:26 | Livelihood
電車に乗って ( #02)
朝6時15分ボゴール発のジャカルタ行き急行の車内。
いわゆる通勤列車ですね。

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車内広告やイスラム式のベールを被った乗客などが写っていなければ、
日本で撮影したと言ってもだれも疑わないでしょう。

誰も守りませんが、いちおう...
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ジャカルタに向かう急行で座席が確保できないのは、朝のこの時間帯の列車だけです。
で、私もビックリしたのは、途中の駅から乗ってくる乗客のみなさん。

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鞄からおもむろに折りたたみ椅子を出して、座って新聞を読んでいます。
これ、イイなぁ! 

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片道110円とはいえ、これで毎日通勤するのはそれなりの額になりますから、
乗っている人の大半は、ある程度収入のある人たちでしょう。
ちなみにジャカルタ州政府が定める法定最低賃金が約1万円強です。
もし急行で通勤したりしたら通勤費だけで月の給料の半分近くが無くなりますね。


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あれこれ車内観察をしている間に、ジャカルタ中心部のガンビル駅に到着です。
大半の乗客がここで降ります。ここまでなら40分の乗車時間でした。
7時少し前ですが、この駅には急行しか止まらないので閑散としています。
ホームで所在なげにしている黄色い服のおじさんたちは、荷担ぎさん達です。
ジョグジャカルタなど遠距離からの列車の到着を待っているようです。


撮影はK200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II
by asang | 2010-02-03 23:50 | Urbanscape
朝の通学路で ( #02)
6時を15分ほど過ぎた頃、ようやく山の端から朝日が顔を出しました。
この村は盆地の中に位置しているので、日の出はちょっと遅めです。

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橋の向こうに写っているのはモスクの尖塔と携帯電話用のアンテナ・タワー。
アンテナ・タワーは最近になって建てられたもので、
いま、村では携帯電話がステイタス・シンボルになりつつあります。
カメラ付きの携帯電話を持つことが、多くの生徒達の憧れです。

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そういえば、通学に使われているこの橋も新しいものです。
古い写真を見ていたらこの村に初めて訪問したときの写真がありました。

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2008年1月3日の日付でしたので、ちょうど2年前ですね。
それまでは竹製のつり橋が使われていて、その隣に現在の橋が建設途中でした。
当時は鉄骨が組まれただけで床板がはめられていなかったので、私もつり橋を渡って村長さんの家を目指しました。
ここで川に落ちたらカメラが逝ってしまうなぁ、などと考えながらこわごわ渡ったのを思い出します。

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竹のつり橋、風情があって良かったのですが、当然のことながら新しい橋の完成とともに使われなくなり、壊されてしまいました。
残して欲しかったなぁ、などというのはヨソ者のエゴなのでしょうね。
私のノスタルジックな感傷をよそに、いま、インドネシアの農村地域はものすごい勢いで開発が進んでいます。
8年前にボゴールに住み始めた頃は、ようやく都市部で携帯電話が普及し始めたばかりでした。
いまでは「明日お邪魔するから、夕飯の支度をしておいて下さいね~」なんて、前日に電話で連絡できるようになりました。

つり橋を渡って学校に通っていた子ども達も、20年もすれば
「父ちゃんの若かった頃はなぁ、つり橋を渡って学校に通ったもんだぞ・・・」
なんて、自分の子どもに昔話をするようになるのかもしれませんね。


撮影はK100D super & K200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II
by asang | 2010-01-31 19:36 | Ruralscape
朝の通学路で
朝6時過ぎ。沐浴を済ませた子ども達が学校に通い始めます。

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白と紺色の制服は一般の中学校の生徒、白と黒の制服はマドゥラサと呼ばれるイスラム系学校の生徒です。
どちらも公立の学校ですが、イスラム系のマドゥラサは6・3・3年制の一貫教育で、教わる内容も宗教に関する授業が一般の学校よりも多いとのことです。

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こちらは小学生。
仲良く腕を組んでの通学です。
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子ども達を撮っていたら、朝市から帰るおばあちゃんが通りかかりました。
右手にはササゲなどの野菜の入ったザルを抱え、背中にはパパイヤでしょうか、大きな風呂敷包みを背負っています。

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写真なんか撮ってないで荷物を担いで家まで送ってあげるべきだろうか、などと考えはしたのですが、
スンダ語は喋れないしなぁ、などと逡巡している間に私の前をゆっくりと通り過ぎていきました。

5枚ともK200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di IIにて撮影
by asang | 2010-01-30 19:04 | Ruralscape
あぁ、望遠レンズ ( #02)
さんざん悩んだ挙句、とうとう新しい望遠レンズを購入することにしました。
と、いうか既に3日前にポチッと購入してしまいました。
DA*60-250mm...

私の所有するレンズの中ではもっとも高額なレンズとなるこのレンズ。
日本の実家に届いていてまだ現物を手にしていないのですが、
ユーザーの評価も高いこのレンズの写りに期待しています。

これまで望遠域を担ってくれていたTamronの18-250mmは便利ズームとして、これからも旅行などで活躍してくれることでしょう。
望遠レンズを新調したとはいえ、この便利レンズの価値が下がることはないと思います。
むしろこのレンズを付けていたからこそ撮れた写真も一杯あるので。

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5枚ともK200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di IIにて撮影
by asang | 2010-01-29 22:55 | Ruralscape
あぁ、望遠レンズ。
昨年末に、これまで撮りためた写真の整理をしたのですが、
いざ整理を始めると「あ~こんな写真を撮っていたよな~」とか
「おっ、この人しばらく会っていないけれど元気かな?」などなど、
昔を懐かしんで物思いに耽ってしまって、結局、整理し切れませんでした。

古い写真を整理していると、望遠レンズで人物をアップで撮ったものが目立ちます。
で、ついつい画像を開いてじっくりと見始めてしまいます。

そのほとんどが農村で撮影の写真で、背景をぼかした人物のクローズアップ。
自分はこういう写真が好きなんだなぁ、とあらためて感じた次第。

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でも考えてみると、135mm以上の望遠レンズって1本しか持っていないんですよね。
Tamron社のAF18-250mm F3.5-6.3 Di II。
私にとり初めてのデジタル一眼レフとなったK100Dsを購入した際に一緒に買ったレンズで、
ズームすると筒がびよ~んと伸びて、遠くのモノが大きく写ってとにかく楽しかったです。

広角から望遠までこれ一本で撮影できるので本当に重宝しているのですが、
望遠域の撮影に限って考えると、やっぱりちょっとシャープさに欠けるんですよね。

そんな便利ズームで撮った写真を見ていたら、もう少しシャープに写る望遠ズームが欲しくなってきてしまいました...
DA*60-250mm、とっても評判が良いんですよね。
しかも今月末までキャッシュバック・キャンペーン中で1万円が戻ってくるし...

この1ヶ月、18-250mmで撮った写真を何度も見返しては、3本目の★レンズに手を出すべきか出さざるべきか、悩みに悩んでいます。

ちょうど来月はじめには一時帰国も控えているし、買うなら今なんですよねぇ。
あぁ、どうしよう...

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すべてK100D super & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di IIにて撮影
by asang | 2010-01-23 20:42 | Ruralscape
ホテル・インドネシア
前回のエントリーで登場したホテル・インドネシア。

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インドネシア国民からはその頭文字を取ってHI(ハーイー)と呼ばれているこのホテル、
ジャカルタのランドマークのひとつであるのだけれど、日本ととても深い関係があります。

実はこのホテル、日本の戦後賠償によって建設されています。
ネットで調べてみたところ、日本の戦後賠償によって建設された3つのホテルのうちのひとつで、
1959年着工、1962年に竣工しているようです。


建設当時は国営のホテルで、ジャカルタで1964年に開催された「第4回アジア大会」に間に合うように急ピッチで建設されたようです。
建設は日本の大成建設によるものだそうで、そのホームページに竣工直後と思われる写真が掲載されています。
周りに高層ビルが林立する現在と違って、周囲に何もなくてビックリです。


HIは1993年にはジャカルタ特別州より歴史遺産として認定され、
その保存が義務付けられている建物となっています。

国営ホテルとして30年以上にわたって営業を続けていましたが、
経営悪化に伴ってか、残念ながら数年前にドイツ系のケンピンスキーに買収され、
現在は「ホテル・インドネシア・ケンピンスキー」として新たなスタートを切っています
(歴史遺産の為、その外見にはほとんど手を加えらていないようですが)。

民営化を機に敷地の一部には超大型のショッピング・モール「グランド・インドネシア」が建設され、
日本のSEIBUも店舗進出しています。


「ホテル・インドネシア前ロータリー」
向かって右手に見えているのが、改装工事中のホテル・インドネシア。
撮影は日航ホテル前の陸橋から。
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インドネシアを代表するホテルとして建設され、ジャカルタの発展とともにあり続けたホテル・インドネシア。
国営時代の古き良きHIに宿泊しておきたかったなぁ...


ホテル・インドネシアの建設を含む日本の戦後賠償と政界スキャンダルを縦糸に、
初代大統領スカルノの第三婦人として数奇な運命をたどることになる根本七保子さんこと、ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ夫人の半生を横糸にして、
日本とインドネシアの関係を綴った深田祐介の著作『神鷲(ガルーダ)商人』は、私にとって深く心に残る一冊です。


ホテル・インドネシア前ロータリーの噴水。
前回アップしたCitraのポートレートは、この噴水前で深夜に撮影しています。
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1枚目:K200D & DA*16-50mmF2.8
2・3枚目:K200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II

by asang | 2009-10-21 20:37 | Urbanscape