犠牲祭、もうすこし厳かな雰囲気かと思っていましたが、
誤解を恐れずに記せば、作業のように淡々とヤギ達が解体されている、という感想を持ちました。 地域の子供達がその場に参加し、一部始終を見ていることも印象に残りました。 モスク裏口の柵越しに子供達が並んで進展を見守っています。 こちらは自分の家族が供出したヤギを引いて、生贄とされる順番を待つ子供達。 生贄の解体作業に見入る女の子達。 生贄の内臓を調べて病気の有無を確認する獣医さん。 その作業を子供達が見ています。 生贄の喉元に刃物が入れられる瞬間を、柵にかぶりついて見ています。 ちなみにお揃いの緑の服を着ているのは、私とも仲良しの双子ちゃんです。 朝の8時過ぎから始まった犠牲祭、お昼前には終了しました。 帰りがけに双子ちゃん家の食堂に立ち寄ったら、分け前のヤギ肉の下ごしらえをしているところでした。 ちなみに、双子ちゃんのお宅は貧困家庭だから肉の分配があったのではなく、 その逆で、ヤギを二匹供出したため、その肉の一部を頂いたものです。 ヤギ2匹の購入に、約400万ルピア(約4万円)ほどの支出だったそうです。 犠牲祭、私自身はこれまでにも動物の屠殺現場を何度か見ていることもあり、 とくに怖いとか気分が悪くなるといったこともなく、始めから終わりまで見せて頂きました。 全世界のイスラム教徒が一斉に行う犠牲祭ですので、 決して私の住む地区だけの話ではなく、インドネシアの各地の町内で行われることですし、 詳しくは判りませんが、世界各地でもおそらく同様に犠牲祭が行われているはずです。 子供達もそのプロセスを見ているわけですが、命を頂くこうした過程を隠さずに見せることって、 当たり前のことなのではないかな、と個人的には感じています。 1,5~7枚目:K-5 & DA*16-50mmF2.8 2~4枚目:K-5 & DA*50-135mmF2.8ED
by asang
| 2011-11-19 23:22
| Livelihood
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