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2013 カリマンタン帰郷 (#06)
雨季のこの時期はどの家庭にお邪魔しても、たいてい何らかの果物が転がっています。

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箕の中にはランサッとランブータンが。
共に家の裏手のホームガーデンに植えられている果実です。

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センダン科のランサッは薄皮に包まれた瑞々しい果物で、甘酸っぱい味がします。
剥いた皮からは乳白色の粘液がにじみ出てきて、とても粘つきます。

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家の窓から外を見ると、まだ収穫されていないランサッが生っています。

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ムクロジ科のランブータン。
やはり家の裏手に植えられていて、食べきれないほどの実がなります。
毛むくじゃらの皮を手で千切るようにして剥くと、ライチに似た実が顔を出します

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こちらはドリアン。
ネチョっとした食感が私は苦手なのですが、村の人達は大好きな果物です。

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落ちてきた実を拾ったのでしょう、子供達がドリアンを手にぶら下げて歩いています。

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果実は人が植えたものなので一本一本の木に所有者がおり、
所有者に無断で収穫するわけにはいきませんが、
この村では、落ちてきた実に関しては誰が持ち帰っても良い決まりになっています。
ドリアン拾いは、子供達の楽しみのひとつですね。


1~3枚目:K-5 & FA35mmF2AL
4~7枚目:K-5 & DA*50-135mmF2.8ED

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by asang | 2013-01-26 08:52 | Kalimantan | Comments(10)
2013 カリマンタン帰郷 (#05)
年が明けて元日は村の新年会。
近隣三村合同のイベントで、会場は毎年持ち回りです。
今年は私がお世話になっている村がホストの番でした。

村の人達は朝から着飾って、集会場の前で隣村からの訪問客を待ちます。

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小さな子供達も民族衣装に身を包みます。

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隣村の一団がやって来ました。
ホスト側は列を成して来客を迎え、握手をしながら新年を祝います。

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3村の村人のほとんどが参加するので、列は非常に長いものになります。

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こうして来客を向かえ、集会場に集まり村長や慣習法長などによる新年の挨拶があり、
その後、食事が供されます。

例年ですと昼食の後は、各村対抗の伝統舞踊コンテストが開かれていたのですが、
残念ながら今年は舞踊コンテストは行われませんでした。
村の近代化に伴って生活スタイルが変わり始めているからでしょうか、
踊れる人達も徐々に少なくなっているようです。
このまま伝統舞踊がなくなってしまうようなことにならなければ良いのですが...


民族衣装に身を包んだ若いカップル。
とても素敵だったので、恥ずかしがる二人を連れ出して撮らせて貰いました。

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K-5 & Tamron SP AF17-50mm F2.8 XR Di II
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by asang | 2013-01-22 23:59 | Kalimantan | Comments(4)
2013 カリマンタン帰郷 (#04)
今回の帰郷で一番雰囲気が変わっていて驚かされたのがMaike。
前回のエントリーで登場のGraciaのお姉ちゃんです。

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4年前は顔立ちもふっくらしていて、まだあどけなさも残る少女でしたが...

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久しぶりに再会したら、綺麗なお姉さんに成長していてびっくりでした。

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高校進学を機に州都のサマリンダ市に下宿していたのですが、
都会の雰囲気になじめなかったのか不登校になってしまい、村に戻ってきました。
今は隣村に出来たばかりの高校で、1年生からやり直し入学しています。

のんびりとした性格ではありますが、両親を手伝ってよく働きます。
夕餉の支度にお米のゴミを選り分けるMaike。

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大人びて綺麗になったし、働き者だし... こんな子をお嫁さんに欲しいなぁ ^^);

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1・4枚目:K-5 & FA77mmF1.8 Limited
2・3枚目:K200D & FA FA35mmF2AL
5・6枚目:K-5 & FA43mmF1.9 Limited

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by asang | 2013-01-18 23:57 | Kalimantan | Comments(10)
2013 カリマンタン帰郷 (#03)
姪っ子達の中でも一番小さくて、洟垂れで泣き虫だったGracia。

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4年前はママのおっぱいが恋しい年頃でしたが...

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すっかり生意気さんになっていました。

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4年前に会った私のことを覚えているのかどうかわかりませんが、
見慣れない私に怖気づくこともなく、胡坐をかいて座る私の膝の上にちょこんと乗っかってきます。
もう、可愛くて可愛くて仕方がないです ^^)v

小学校に通うようになり、民族語のケニャ語のほかにインドネシア語も喋れるようになり、
前よりもコミュニケーションが取れるようになりました。
夕餉前のひと時を、一緒におはじき遊びなどして過ごしますが、
手順を間違う私を「叔父さん、ちが~う!」なんて叱りつけてきます。
Graciaと一緒に過ごす時間は、幸せすぎて頬がとろけてしまいそうです。


大好きなパパに抱っこされて。

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民族衣装も4年前に比べて丈が足りなくなっているようです。
来年あたり、作り変えなければならないかもしれませんね。

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1枚目:K200D & FA FA35mmF2AL
2枚目:K200D & FA77mmF1.8 Limited
3枚目:K200D & FA43mmF1.9 Limited
4・5枚目:K-5 & FA43mmF1.9 Limited
6枚目:K-5 & FA77mmF1.8 Limited

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by asang | 2013-01-17 23:56 | Kalimantan | Comments(5)
2013 カリマンタン帰郷 (#02)
久しぶりの帰郷で何よりも楽しみだったのが、可愛い姪っ子達との再会。

4年前のまだ幼かったNatalia。

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ちょっぴりお姉さんになっていました。

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身体も大きくなって、伯父さんに抱っこされるのも窮屈そう。

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しばらくぶりの再会で距離を置かれるかな、と思っていましたが
昔と変わらず私になついていて嬉しいです。
村に戻って最初の夜には、枕を抱えて寄ってきて「叔父さん、一緒に寝よう!」
ひとつ蚊帳のなかNataliaの寝顔を間近で眺めていると、あまりの幸せに涙が溢れます。


Nataliaは、おととしの7月に父親を癌で亡くしました。
亡くなった父親は私にAsangの名を授けてくれた三人の兄貴分の一人であり、
私にとってもかけがえのない大切な人でした。

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4年前に撮ったこの写真が、父と娘が一緒に写る最後の写真となってしまいました。
A4サイズでプリントし、ラミネートしたこの写真をNataliaの家の壁に掲げました。

Nataliaに連れられて、故人の墓参りに向かいます。
今回の帰郷で最も切ない再会でした。

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1枚目:K200D & FA50mmF1.4
2・3枚目:K-5 & FA43mmF1.9 Limited
4枚目:K200D & FA43mmF1.9 Limited
5枚目:K-5 & Tamron SP AF17-50mm F2.8 XR Di II

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by asang | 2013-01-11 03:33 | Kalimantan | Comments(2)
2013 カリマンタン帰郷
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2012‐2013の年末年始は、4年ぶりにカリマンタンの村に帰郷していました。
20年近く付き合いの続く私の第2の故郷、カリマンタンの焼畑民ダヤクの人達の村で新年を迎えることにしたのでした。

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この4年の間に世を去ってしまった家族の墓参り、新しく生まれた命との出会い、など
これまでの思い出に新たな記憶を増やしながら
大切な家族達との幸せな時間を過ごすことができました。

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村では新年会に顔を出し、漁に出かけ、あっと言う間に9日間の休暇が終わってしまいました。

昨夜の最終便でボゴールに戻ってきたばかりで、気持ちはまだカリマンタンに置いてきたままのような感覚ですが、
これからの数日は時間を見つけて1300枚の写真の整理に追われる事になりそうです。
折を見て、少しずつこのブログにて紹介できたらと思っています。


Location @ Kutai Timur District, East Kalimantan
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by asang | 2013-01-07 22:06 | Kalimantan | Comments(4)
カリマンタンの村 (#10)
さて、年末年始の休暇も残すところあと2日。私はジャカルタ経由でボゴールに帰らねばなりません。
村からの帰りにいつも迷うのが、船を使った川旅か、車で陸を行くのかという選択。

船の旅は快適ですが、時間がかかります。
州都のサマリンダまで、20時間の船旅です。

一方で陸路は最短で6時間。ただし、すし詰め状態の車で悪路をガマンせねばなりません。
また、単に悪路で揺られるだけならまだしも、道中にぬかるみがあると、
場合によっては道中で立ち往生というリスクもはらんでいます。

で、今年は陸路を選びました。
その結果は…

最悪ではなかったですが、とてもシンドイ行程になってしまいました。

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出発から1時間。早くも先行車が道を塞いでいます。
バナナを満タンに積んだ軽トラックがぬかるみにはまって立ち往生。
先行のトラックに引いてもらうも身動きとれずで、積荷をばらしたりするなどで2時間の停滞。

しばらく行くとそのトラックがぬかるみでアウト。
対向車の乗客を巻き込んでの人海戦術。
それでもどうにもならない。

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で、こういときはどうするかというと…


運だのみで四輪駆動車が通るのを待ちます。
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この四駆、近くの油ヤシのプランテーションの管理車です。
日に何台か通るこの四駆車が救いの神です。

私の乗る三菱コルトもハマってしまいました。
押しても引いてもびくともしません。
この時点で我々は泥だらけ。

四駆に引っ張ってもらうためにロープをくくりつけるわが友人の運転手。
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四駆のおかげでこの場はなんとか切り抜けられましたが、
この後、日も暮れはじめだんだんヤバイ雰囲気に。

あたりは真っ暗な中、さらにいくつかのぬかるみにはまり、何度か四駆に助けられながら、なんとか町までたどり着けました。

朝の11時に出発し、町に着いたのが翌朝の4時。
6時間の予定だった行程は、18時間かけてのプチ・アドベンチャーになりました。
それでもたどり着けただけマシだった、ということでしょう。
四駆車が通らなければ、道中で車内泊という惨めな可能性もあったのですから。
翌日の飛行機に乗れて、なんとか無事にボゴールに戻れました。

10回に分けてお送りしたカリマンタンへの帰省記でした。


写真はすべて K200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II
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by asang | 2009-05-27 23:33 | Kalimantan | Comments(7)
カリマンタンの村 (#9)
「姪っ子」達の中でもいちばん小さなGracia。
私の歩くのにあわせて、裸足でぴょこたんぴょこたんとついて来るのが可愛くてたまりません。
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写真を撮りたくても私に近づいてきて服の裾をつかんだり、レンズに触ろうとしたりで、なかなか写真を撮らせてくれません。
いつも鼻水・よだれを垂らしていて、それをぬぐった手でカメラを握ってくるので、撮影後の手入れが大変です。
カメラをかばって背の後ろに隠すと、鼻水まみれの小さな手を、容赦なく私の口の中に突っ込んでくる強敵です(笑)。
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4人兄妹の末娘、それも上の姉と歳が離れているからか、両親の可愛がりようも強く、2歳のくせに、既に自分用の衣装を持っています。
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中学生の姉二人と。
長女のEmilianaと次女のMaikeは歳が2つ離れていますが、二人とも中学2年生。
隣村にある中学校まで、毎日、15分かけてぬかるんだ道を二人乗りでバイク通学しています。
中学生がバイクに乗っていいのか、という突っ込みは、ここでは通用しません。
小学生ですらバイクに乗っています…
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1・2枚目 K200D & FA35mmF2
3・4・5枚目 K200D & DA*16-50mmF2.8

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by asang | 2009-05-25 22:27 | Kalimantan | Comments(4)
カリマンタンの村 (#8)
新年会を終えたばかりの村は、畑に出る人も少なく、のんびりとした時間が過ぎてゆきました。
忙しいのは遊びに夢中な子ども達だけ。

私が寝泊りしている家の末娘、Natalia。
ちょうど歯の生えかわる時期で、歯抜けの笑顔が可笑しくも愛しいです。
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さんざん駆け回った後は、電池が切れたようにコロン、と昼寝です。
私に供された布団の上で、抱き枕を抱えて夢の中。
横で大人たちも昼寝していますが…
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上の写真の1時間後、村を散歩中の私を見つけたナタリアが、ニコニコしながら近づいてきて一言。
「あのねぇ、叔父ちゃんのお布団でねぇ、オネショしちゃった...」
おいおい!


昼寝といえば、こちらの赤子達は独特の寝かされ方をします。
こんな感じです。
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一枚物の布を袋状に縛って、天井の梁から吊るし、そこに赤子を寝かせます。
ちょっと引いて撮るとこんな感じ。
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子どもが目を覚まして泣き出したりすると、左右に揺すってなだめます。
揺すられると安心するのか、子どもはまたすぐに眠りにつきます。
これのさらに上級編がこちら。
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ひどい写真でわかりにくいですが、天井からの吊りにエキスパンダーを噛ませます。
大胸筋を鍛えるための、スプリングでできたスポーツ用品です。
エキスパンダーを使うと、左右の揺れだけでなく、上下の揺れも可能となります。
村の人たちは、これがスポーツ用品であることを知りません。
子どもを寝かしつけるために開発された道具だと思っています。
ところ変われば…というやつですね。


1枚目 K200D & FA43mmF1.9 Limited
その他 K200D & DA*16-50mmF2.8

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by asang | 2009-05-23 20:19 | Kalimantan | Comments(2)
カリマンタンの村 (#7)
大学2年の春休みに初めて訪れた村。ボルネオに熱帯林を見に行きたい、ということだけは決まっていましたが、
カリマンタンに着いた後、どうやってダヤクの人たちの村に行くのか、なんてことは深く考えていませんでした。
若かったからこそ出来た無謀な旅だったのかもしれません。

偶然が重なり、空港から市内へのバスの中で
「むかし神戸の造船所で2年間働いていた」という人に片言の日本語で話しかけられ、
彼の知人のいるダヤクの村を紹介してもらいました。
「日本の学生で、ダヤクの村に滞在したい」と紹介状のようなものを書いてもらい、
それを持って教えてもらった村まで出かけ、そのまま2ヶ月滞在させてもらったのでした。


川から見た村の様子。
交通手段の基本は川の移動なので、必然的に村は川に沿って形作られます。
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夜明けの村。
川に浮かんでいるのは、船とトイレ。
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小学校に通う子ども達。
家々は川と平行に作られたこのメインロードの左右に並んでいます。
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投網を使う子ども達。
投網、私が投げてもきれいに広がらないのですが、地元の子ども達はなんなく使いこなします。
学校から帰ると友達と遊びながら、こうして夕飯のおかずを確保します。
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おばちゃんが川で洗濯をしています。
早朝と日没時、村人はみなこの川で沐浴し、洗濯や排泄を済ませます。
あたりが夕焼けに染まるころ、川までの小道の木陰に隠れていて、
沐浴を済ませて家に戻る娘さんに恋する気持ちを打ち明ける、
なんてとてもロマンチックな瞬間ですね。
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1・2・4・5枚目 K200D & DA*16-50mmF2.8
3枚目K200D & Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Di II

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by asang | 2009-05-22 21:16 | Kalimantan | Comments(1)