カテゴリ:Jogjakarta( 6 )
バリ・ジョグジャ旅行 2010年夏 (#16)
プランバナン遺跡群の中心寺院、ロロ・ジョングラン。
3つの聖堂のうち真ん中に位置し、もっとも大きなシヴァ聖堂。

b0170682_22283070.jpg


ブラフマ、ヴィシュヌを祀る聖堂には、それぞれの仏像を安置する部屋がひとつあるだけですが、
シヴァ聖堂にはシヴァを祀る部屋のほかに3つの部屋があり、
それぞれに聖者アガスティア、シヴァの妻ドゥルーガ、シヴァの息子であるガネーシャの像が納められています。

b0170682_22292065.jpg

シヴァ聖堂の裏側(西面)には、ガネーシャを納める部屋への階段があります。
残念ながら、現在は中へは入れません。
2004年に来たときには、中に入って、象頭の神ガネーシャを拝むことができたのですが。

b0170682_223093.jpg

聖堂の外周は、ボロブドゥール寺院と同様にレリーフが彫られていて、ラーマヤナ物語などが描かれています。


こちらはヴィシュヌ聖堂(の裏側)。
b0170682_22305652.jpg



敷地の一番隅まで行くと、3つの聖堂を1枚のフレームに収めることができます。

b0170682_22314522.jpg



6つの塔堂のある敷地は石塀で囲まれており、さらにその外に無数の石塔が建てられていたようです。
これら無数の塔は現在でも修復が成されておらず、雑然とそのパーツが積み上げられている状態です。

b0170682_22323718.jpg



旅行日程の関係から、ボロブドゥール、プランバナンの2つの世界遺産を足早に回ってしまうことになりましたが、
どちらも本当に興味深い遺跡で、できれば時間をかけてじっくりとその造形を観察したいものです。

シャイレンドラ王朝による仏教遺跡のボロブドゥール、マタラム王朝によるヒンドゥー教遺跡のプランバナン。
8~10世紀という300年の間に宗教の異なる二つの王朝が50kmほどの距離をもって共存していたというのも興味深いですし、
さらにイスラム教の浸透によってそれら王朝が共に滅びていく過程にはどんなドラマがあったのか…
インドネシアの歴史を学ぼうと思っても、これまでたいして興味を持てないでいた王朝史ですが、
こうして遺跡群を目にすると、にわかに興味を覚えてしまうから不思議です。


K200D & DA12-24mmF4
[PR]
by asang | 2010-08-07 22:38 | Jogjakarta
バリ・ジョグジャ旅行 2010年夏 (#15)
プランバナン寺院にやってきました。
ボロブドゥール遺跡と共にこちらも世界遺産に登録されています。
正確にはプランバナン遺跡群と言って、幾つかの遺跡の集まりを総称してプランバナンと呼ぶものです。

プランバナンの中心となるのは、ロロ・ジョングラン寺院。
先に訪れたボロブドゥールは仏教遺跡でしたが、こちらはヒンドゥー教の遺跡です。

b0170682_23461778.jpg

中央奥に位置するシヴァ聖堂を中心に、その左右にブラフマとヴィシュヌを祀った聖堂が並びます。
それぞれの聖堂の前には、対をなした形で3神の乗り物を祀ったお堂が建てられています。


シヴァの乗る牡牛ナンディを納めたお堂の裏から。
左がシヴァ聖堂、右がヴィシュヌ聖堂。

b0170682_2347895.jpg



以前は6つのお堂とも中に入ることができ、納められている神像を拝むことが出来たのですが、
2006年のジャワ大地震の際に倒壊の被害にあい、現在は一部を除いて中に入ることが出来ません。


b0170682_23474231.jpg

ブラフマを祀った聖堂は公開されていて、中に入ることが出来ました。
寺院への到着がお昼過ぎだったので、観光客でかなりの賑わいでした。

三神を祀った聖堂に対峙する、それぞれの乗り物を納めたお堂。
左からヴィシュヌの乗るガルーダ、シヴァの乗る牡牛ナンディ、ブラフマの乗る馬ハンサが納められています。

b0170682_23482113.jpg



三神の聖堂の裏側に回ると、幸運なことにほとんど観光客がいませんでした。

b0170682_2349482.jpg


裏側から見たシヴァ聖堂
47mの高さがあるそうです。
b0170682_23493510.jpg



K200D & DA12-24mmF4
[PR]
by asang | 2010-08-06 23:54 | Jogjakarta
バリ・ジョグジャ旅行 2010年夏 (#14)
ボロブドゥール遺跡を後にし、ジョグジャカルタ市へ向かう道すがら、ムンドゥッ遺跡に立ち寄ります。
ボロブドゥールから東に3Kmほどの位置にある仏教寺院です。

b0170682_1931136.jpg

ボロブドゥールを目にした後だと随分と小さな遺跡に見えてしまいますが、
ムンドゥッ寺院も壁面にレリーフを施された立派な遺跡です。

内部には高さ3mほどのとても美しい石仏三尊像が祀られています。
日本の仏教関係機関との交流もあるようで、日本語の記念碑も建てられていました。


ただ、このムンドゥッ遺跡で何よりも目を奪われたのは、遺跡公園内のベンガルボダイジュ( Ficus benghalensis )。
別名をバンヤンジュ( Banyan Tree )とも言いますが、とにかくその樹形の見事なこと!

b0170682_1932190.jpg

b0170682_19325173.jpg

b0170682_19334585.jpg

枝から垂れ下がる気根は、地面に着くと支柱根となって樹冠をさらに広げていくとのこと。
遺跡に到着したときには、この気根にターザンのようにぶら下がって遊ぶ子供達がいたのですが、
寺院内部で仏様を拝んでいる間に、子供達は去ってしまいました。
写真撮らせてもらいたかったのに、残念。

ちなみにブッダがその根元で悟りを開いた樹として知られ、仏教の三聖樹にも数えられる菩提樹は
「インドボダイジュ( Ficus religiosa )」で、このベンガルボダイジュとは別の種です。


さて、ムンドゥッ遺跡を後にし、5分ぐらい進んだでしょうか、レンタカーのドライバーさんがおもむろに車を止め、田んぼの畦道で屈みこみます。
しばらくして車内に戻ってきた彼の手のひらから飛び立ったのは…

b0170682_19342741.jpg

ドライバーさんいわく(このときだけは日本語で)「オカネムシ!」。
金色に輝くなんとも綺麗な虫でした。

さっそく私も車を降りて虫を探します。
畦道に生える草の葉の裏側に、かなりの数がいました。
興奮して車を飛び出してしまったので、レンズを付け替えるのを忘れてしまい、31mmで。
最後の写真はトリミングしています。

b0170682_19351947.jpg

b0170682_19355445.jpg

この虫、カメムシだとばかり思っていてネットで「金色のカメムシ」と検索したら、カメムシにあらず。
ジンガサハムシ(陣笠葉虫)というのだそうです。
隣にいる毛むくじゃらの奴は幼虫とのこと。

さすがは熱帯、なんとも雅な虫がいるもんだと思ったのですが、なんと、日本にも生息しているそうです…


1~4枚目:K200D & DA12-24mmF4
5~7枚目:K200D & FA31mmF1.8AL Limited

[PR]
by asang | 2010-08-04 19:41 | Jogjakarta
バリ・ジョグジャ旅行 2010年夏 (#13)
ボロブドゥール遺跡、手元の資料で確認すると、
全体の高さは42m、最下層の1辺の長さは120mあるそうです。
最近の研究によって、8世紀の終わりから9世紀の中ごろまで、およそ75年をかけて建てられたことが判明しているとのこと。

最下層から全体を見上げたところ、広角12mmでも収まりきりません。

b0170682_20204161.jpg


2段目から5段目までは回廊になっていて、回廊の左右の壁には仏教の教えに関するレリーフが彫られています。

b0170682_20213366.jpg


千枚以上もあるレリーフは、いまだ何の仏典を元にしたどんな話なのかが解明されていないもののあるそうですが、
仏陀の生涯を記したレリーフについては、かなりの部分が解明されているようです。

順序に沿ってレリーフを見ていくことで、仏陀の生涯やその教えを理解できる仕組みになっています。

b0170682_20222955.jpg

b0170682_2023139.jpg


ちなみに私はここに来るたびに、ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画『リトル・ブッダ』を思い出してしまいます。
キアヌ・リーブス扮する仏陀が、世の中に病気や貧困が存在することを目にして、出家を決意するシーンなどを思い出すのですが、
映画なんかなかった昔にも、人々はレリーフを見て回ることで、
ブッダが何を考え、どんな行動を起こしたかが理解されるような、こんな壮大なシステムが作られていたんですね。
千年以上も昔にこういうことを考える人がいたことに驚きです。

レリーフを一枚一枚丹念に見ていると、とても時間が足りません。
しかも学校が休みの時期とあって、午前6時の開門を機に多くの観光客の来場がありました。
じっくりとレリーフの意味を考えている余裕もなくなってしまったこともあり、朝食を取るべくホテルに戻ります。


朝7時前だというのに、かなりの観光客の数でした。

b0170682_2024631.jpg



遺跡公園内に併設されているマノハラ・ホテル。

b0170682_20245852.jpg

b0170682_20254369.jpg


とっても質素なホテルですが、抜群のロケーションと落ち着いた雰囲気がなんとも好きです。
40ぐらいの客室があるのでしょうが、満室でした。


1・5・6枚目:K200D & DA12-24mmF4
2~4・7枚目:K200D & FA31mmF1.8AL Limited

[PR]
by asang | 2010-08-03 20:33 | Jogjakarta
バリ・ジョグジャ旅行 2010年夏 (#12)
ボロブドゥール遺跡の頂上で日の出を待ちます。

b0170682_18411927.jpg

b0170682_18414570.jpg

この遺跡は5層の方形の基壇とその上の3層の円壇で構成されていて、
円壇の部分には全部で72基のストゥーパ(仏塔)が設置されています。

天気が良いとムラピ山の中腹から昇るお日様を拝むことができるのですが、
残念ながらこの日は雲がかかっていて、ハッキリとした日の出わかりませんでした。

いつの間にやらという感じの日の出でした。

b0170682_18431086.jpg


仏塔のなかには仏像が納められています。

b0170682_18435056.jpg

b0170682_18442624.jpg

b0170682_1845867.jpg

b0170682_18454812.jpg



1~5枚目:K200D & DA12-24mmF4
6枚目:K200D & FA31mmF1.8AL Limited
7枚目:K200D & FA77mmF1.8 Limited

[PR]
by asang | 2010-08-02 18:49 | Jogjakarta
バリ・ジョグジャ旅行 2010年夏 (#11)
約1時間のフライトでジョグジャカルタにやってきました。
残念ながら都合の良いフライトがなく、ジョグジャ到着は16:30。
時間的に半端なので、空港からそのままボロブドゥール遺跡まで移動します。
ボロブドゥール遺跡、空港近くにあるプランバナン遺跡と並んで、インドネシアが誇る世界遺産です。

宿泊は遺跡に併設されているマノハラ・ホテル。
マノハラ、とっても簡素なホテルなのですが、遺跡の構内にある唯一のオフィシャルな宿泊施設で、
夕食を取りながらライトアップされた遺跡を見ることができるので気に入っています。

ホテルの敷地から眺める夜のボロブドゥール遺跡。

b0170682_78848.jpg

b0170682_783724.jpg



このマノハラ・ホテル。私にはちょっとした思い出があります。
ここにはこれまで2度ほど泊まっているのですが、2004年に初めてこのホテルに泊まった際、
チェックアウト時に携帯電話を置き忘れてきてしまいました。
後日、宅配便でボゴールの自宅まで送って貰ったりして、とってもお世話になったのでした。
フロントのスタッフはそのことを今でも覚えていて
2007年に泊まったときも、そしてもう6年も経つ今回の宿泊でも、チェックインのときに
「携帯電話は機種変えされましたね」とにっこり。
いや~、覚えていてくれて嬉しいやらやら恥ずかしいやら…


さて、宿泊先にこのマノハラ・ホテルを選ぶのにはもうひとつ理由があります。
通常、ボロブドゥール遺跡は朝6時開門なのですが、
宿泊客はオプションで遺跡での日の出を拝めるのです。
朝4時半にロビーに集合して、ホテルのスタッフに案内されて遺跡に向かいます。

私は遺跡に登る前に写真撮影。実はこれが目的で三脚を担いで来たのでした。
ところが…
3年前とライトアップが違う~!

b0170682_791118.jpg

経費削減なのか、以前は3灯あったライトが、2灯に減らされていました。
左右から強烈なスポット・ライトが当てられているので、真ん中は大きな影が出てしまって雰囲気台無しです。
嗚呼、ショック!


ちなみにこちらが2007年の時の写真。
b0170682_795268.jpg

コンパクトカメラを手持ちで撮影なので、手ブレがひどいのですが、
こんな金色に輝く遺跡の写真を撮りたいと、家を出る前からイメージしていたのでした。


b0170682_7103293.jpg

それでもせっかく三脚を持ってきたのだからと数枚の撮影をし、
先行した母達を追って失意のまま遺跡の頂上目指して階段を登ります。


1枚目:K200D & DA*60-250mmF4ED
2枚目:K200D & FA77mmF1.8 Limited
3・5枚目:K200D & DA12-24mmF4
4枚目:Optio A30

[PR]
by asang | 2010-07-29 07:16 | Jogjakarta