バドゥイのテリトリーの中には学校がありません。
これは政府の怠慢などの理由ではなく、バドゥイ自身が学校を否定しているためです。 村の中で電気を使うことも禁じられているので、テレビもラジオもありません。 ですので、村の中でインドネシア語に触れる機会もありません。 サニップさんのようにインドネシア語ができるのは、行商で街に出て独学で学んだ人達だけです。 今の時代、若い男性は行商にでる人も多く居ますが、女性のほとんどは一生をバドゥイのテリトリーの中で暮らすようです。 このときの滞在でも、インドネシア語を話せる女性とは出会いませんでした。 小さな子供達はもちろんインドネシア語ができません。 ですが、好奇心旺盛な子供達とは、言葉が通じなくともなんとか仲良くなれるものです。 最初は警戒していた子供達も、しばらくしたらカメラを構える私を容認してくれるようになりました。 はじめのうちは私を睨み返してきた小さな女の子... 少しずつ、気を許してくれるようになりました。 ところで、バドゥイの集落の中では、お金を使うことがありません。 これまでの生活は基本的に自給自足と近隣集落との物々交換で済んでいたようです。 では、行商で稼いだお金は何に使われるのでしょうか? 答えのひとつは衣服です。 元来、バドゥイの人達が纏う衣装は綿花から織られる布で作られていました。 現在でも機織りは続けられていますが、既製服を買ったほうが手っ取り早いようで、 最近では街で売られているTシャツなどを身につけるようになっています。 バドゥイの衣装については、内バドゥイの住民は白、外バドゥイの住民は黒、と決められているのですが、 外バドゥイの人達に限っては、既製品の流入と共に黒一色だけにとどまらなくなってきているようです。
by asang
| 2010-12-09 21:19
| Livelihood
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